2022年4月30日土曜日

フリマサイトのクレーム対応(HDD)

 最近、不用品の処分をフリマ・オークションサイトで実施している。

30件くらい売ったけれどクレームはなかったので楽だったのだが、、、、今回HDDが壊れているということで代替品の要求があった。

使い古しとはいえ、正常に動作していて、CrystalDiscInfoで正常判定が出ているにも関わらずだ。ファイルをHDDに入れている際にエラーが出るということだが、外付けケース(USB)に入れて使っているということなので、HDDが壊れている以外の可能性が無数に存在する状態。

リテラシーがないと、そもそも問題の切り分けが出来ないし、会話も成立しないから、深く突っ込むのは無意味なんだろうから、どうしようか悩むところ。具体的な事象を提示するように要求するのが道理なんだろうが、それも難しい感じがある。

「壊れている」と思っているから、こちらに連絡しているわけで、自分がお客様だと思っているから、壊れている証明をするつもりもない。フリマ・オークションの場合、売買は対等でお客様なんていない(通常の売買でもそうですが)と思っているから、やるべきことしないで代替品を要求されるのは、困ってしまう。

ただ、当然発生するリスクであって、こういう事象自体は何ら不思議なことではない。こういうことも加味して価格を付けないといけないし、納税(仕事しているなら年20万儲けがある場合)もしないといけない。

とりあえずの対策は、商品説明に詳細にこの辺りの条件を明記することなんだと思う。「返品は原則受け付けないが、故障している場合はいくつかのチェックとその結果を共有してください。」とか。

今回はその辺りが出来ていなかったので、返品受け付けて、費用は全部こっちが持つことにする。ただ、返品されたHDDをチェックして問題がなかったら、落札者の評価は「悪い」にする。

2022年4月17日日曜日

HDDの分解

HDDの分解を行った。
ステータスが異常になっていてどうしようも出来ないHDDが対象。台数は3台。
工具は、「ダイソーの差し替え精密ドライバー 10 in 1」(4549892508028)の中のT6とT8のトルクドライバー。あとは、強力磁石などをはがすためにペンチ(手でもいけるかもしれない)、各種シールをはがすために小さめの刃物。

まずは、SeagateのST31000333AS(1TB)。 2008年製
調べたら現行品でまだ売っている。

外観(SeagateのST31000333AS(1TB)

ドライバーと蓋を開けたところ

分解可能なものを全部分解したところ
アームの蓋はネジなしだが、磁石でなかなか開かなかった



HITACHIのHDS722525VLAT80(250GB) 2004年製

外観(HITACHIのHDS722525VLAT80(250GB))

蓋を開けたところ

全て分解したところ

おまけの基盤部分



HITACHIのIC35L120AVV207(120GB) 2003年製

外観(HITACHIのIC35L120AVV207(120GB))


蓋を開けたところ

全て分解したところ(ディスクの軸部分も実は外れたが)
ディスクは2枚


I/F部分は違うが他はほぼ同じディスク部分も見た目や大きさに差はなかった。
ディスク(プラッター)の枚数は、HDDによって異なる。
磁石が半端なく強力なので何かに使えないか、、、

こんなディスクで大量に記録できるなら、BDみたいに、これ単体で売れないのだろうか?
読み取り機構はドライブ側で持たせて。なんだか釈然としない。

あと、本当に美しい。サビなどはなく部品として使い道がありそうで捨てるのがもったいない。人類の叡智を感じてしまう。

とはいえ、ディスクを割って、燃えないゴミに捨てる。


















2022年4月12日火曜日

Windowsのライセンスがよく分からない

 OEM版、リテール版、DSP版の違いではなく、それ以上のお話。

Windows8などからアップデートしてWindows10/11を使用している場合、PCに保存されるプロダクトキーが全員同一になるそうだ。プロダクトキーで権利を管理していた当時からすると違和感しかない。

じゃあ何で管理しているのか?それが分からない。

デジタルライセンスとして、Microsoftアカウントと紐づいている場合は、このアカウントで管理しているので、ひとまず分かる。

デジタルライセンスでない場合は、アップデートしたという事実で管理しているのか?

また、Microsoftアカウントと紐づいているライセンスが何なのかの確認が出来ない。

2022年4月10日日曜日

中古HDDからの情報流出の仕方なさ

中古HDDから情報流出したという話は枚挙にいとまがない。

試しに某町の某ショップでぞんざいな扱いをされている以下にも安いHDDを買ってみた。

当然のように復元ファイルでファイルが出てくる。(初期化して転売した)


なんでこんなに騒がれているのにこんな状態が維持されているのか?

考えられる原因を列挙するが、結論として「仕方ない」と思う。

  1. コンピューター音痴にはハードルが高すぎる
  2. 復元不可能な状態にするのに手間も電気も食いすぎる
  3. HDDの単価が低すぎて正規化するとビジネスが成り立たない
  4. 規制がない

まず、手放す人にどうにかしろというのは無理。スマホもろくに使えない、電源ケーブルが抜けているのになぜかPCが起動しない!とかいう人がいるんだから。

復元不可能な状態に初期化するのに10時間とか掛かってしまう。その際にHDDはフル稼働するので、電気もバリバリ食う(といっても数円だが)。ここもハードルが高い。特殊な装置でほぼ全自動で何台も続けて初期化できればいいが、それはそれで装置が高そうだ。個人向けで初期化可能なものもあるが、2台しか繋げられなかったり手間の削減という面ではまだまだ足りない。

そもそも中古HDDの価格は非常に低い。これは技術が進歩して、年々容量単価が下がっていること、HDDが消耗品であり、5~10年くらいで大体壊れることに由来する。古いHDDにそれほどの価値はないわけだ。

そんな価値の低いものに手間暇掛けて初期化して売っても、初期化せずに売っているものが多数ある状況では競争に負けてしまう。しかも初期化しなかったとしても規制がないので罰せられるわけではない。

きちんと初期化するとうたっている企業に頼んでリスク回避をするような企業であればいいのだが、そうでない中小の企業や個人は山ほどいる。

ということで、現状、解決が難しい問題だと思われる。法律・監査でもできれば別だが。


ちなみに、この問題はあと5年もすればほぼ解消される見込みだ。というのもSSDは簡易に工場出荷時の状態に戻すことが出来る機能が備わっているからだ。HDDは素人のデータ保管手段ではなくなれば、現状存在するデータ流出の問題は多くなくなることだろう。


※データを全て暗号化して保持するような対策をとっている会社も多く存在する。

新PCへ移行(Ryzen 7 5800X)

5600Xと6500XTが安めで手に入ったので、少し構成を変更した。変更点は赤字。

差額は4万3千くらい。旧PCを売った金額との差額は、6万3千くらい。


【M/B】ASRock B550M STEEL LEGEND (Micro-ATX) 13,000円くらい

【CPU】Ryzen 7 5800X 36,000円くらい

【GPU】MSI MECH 2X 4G OC Radeon RX 6500 XT 24,000円くらい

【Memory】F4-3600C19D-32GSXKB(16GB×2) 15,000円くらい

【CPUクーラー】SCYTHE 虎徹 MarkⅡ (SCKTT-2000)  2,500円くらい 

【ケース】Thermaltake Versa H17 3,000円くらい

【電源】CGR GD-550 80PLUS認証 GOLD 6,000円くらい

【ファン】Wonder Snail 1800 PWM 1800rpm ×2 1,000円くらい×2

【SSD(M.2 PCIe)】WDS500G3B0C WD 500GB 6,000円くらい


GPUはひとまずという感じ。これから相場が下がったとしても、2万切るくらい落ち着くと思うので、まぁいいかという感じ。もうちょっと下がってからとも思ったが、タイミング的に。

CPUは5700X等の新しいモデル次第ではあるけれど、底値近いはず。5800Xの初値は5万8828円だったらしい。5700Xは4万2800円だが、5800Xと同クラスで5800Xが2020年11月発売なので、1年半前のCPUだということを考えると高い。

「Ryzen 7 5700X」〜「Ryzen 3 4100」まで、新たな廉価版Ryzenを現行/旧モデルと一斉比較 (1/4) | AMD HEROES (amd-heroes.jp)

SSD(M.2 PCIe)はSSD(SATA)から実感できるほど体感速度変わらないという話だが、お試しで買ってみた。

5800Xは熱いらしいのでCPUクーラーは交換する必要があると思ったが、定格でも90度に達すのはマレ。PPTを下げれば問題はない。95Wだと70度くらい、もう少し上げてもいけそう。




SSD(SATA)、メモリー定格(2666MHz)、CPU定格




CPU(PPT95W)、メモリーOC(3600MHz)






SSD(M.2)に変更





ベンチマーク中は最大205Wくらい。軽作業時は70Wくらい。PPT95Wだと最大160Wくらいまで下がる。

虎徹のファンはWonder Snail 1800 PWM 1800rpmに交換済

DQ10ベンチマーク中、GPUの使用率は最大でも75%程度。温度は冷え冷え。

CINEBENCH R23 マルチの際に88度まで上がったがそこまで。周波数は一瞬3000MHz台になったが、基本は4400MHz台だったので、問題はない感じ。PPT95Wだと70度くらいが上限。

ffmpegは最大4.5x(メモリー定格時は3.5x)程度出る。5600Gの場合は2.0x程度だった。

ffmpegをずっとやっていると70度(定格だと89度)まで上昇。大体70(定格だと80度)くらいで推移する。

CPUグリスは親和産業のSMZ-02Sを使用。マスキングテープで端っこを止めて、指で伸ばした。ただ、粘着性があるので伸ばしにくい。伸ばしたつもりがごっそり移動してしまうことがしばしば。大きな支障はないけど。

ブートSSDを変更した際にパーティションを変更した。その影響かシャットダウン時に何度もログイン画面に戻ってしまう現象が発生。強制シャットダウンをすると0xc00000eエラーが発生。以下を参照して改善。「bcdboot c:\Windows /l ja-JP /s b: /f ALL」で直った。回復用のパーティションに存在する\EFI\Microsoft\Boot\BCDファイルが壊れたことが原因だった模様。焦った。

Windows が 0xc000000e で起動しない時のチェックポイントと対処法 - ぼくんちのTV 別館 (tvbok.com)

SSDは起動が早くなったかな?くらいで正直体感的に何か変わった気がしない。それを言うと、GPU、CPUもエンコードやベンチマークくらいでしか実感しないけれども。



中身はこんな感じ。ケースファンはフロントファン、リブファンの2つのみ。GPUファン以外はうるさくない。GPUの下にあるのが、SSD(M.2)スロットのヒートシンクでGPUとほぼ密接している。SSD入れていない状態で結構熱くなっていたのでマザーの配置に問題がないか疑問。GPU、CPU、SSD、メモリと密接地帯があるので、その辺りの温度も高くなっている感じがある。

CPUファンがメモリと密着するのが気になったので、この後にクーラーの反対側に移動。クーラーから見て吸気から排気に変わったため不安があったが、温度的には問題なし。

※SSDを変えても何を変えてもOSのライセンスに問題がないのってなんでだっけ?と思っていたけれど、昔リテール版のOSを買っていたらしい。かつMicrosoftアカウントと紐づけているので何を変えても問題なかったようだ。ただそのメディアが見当たらない。複数あるからいいやと捨ててしまった可能性がある。

※「Core i7-12700F」と比較すると同じくらいの価格で性能は10%増し。ただOCしたりカスタマイズするとあまり変わらないかも?マザーボードがIntelの方が高いのでトータルコストでは微妙なところか?



重めと言われるFF15のベンチマークも実施してみた(結果は4809でやや快適)。省電力モードでやった時には「3800」台でレビューページとの差にビビったが、以下のようにOCを行うことで大体同じ値まで上昇。ベンチマークはGPU単体ではなく設定やメモリなどによって大きく変動する。比較には意味があるが、単体の数値はあまり意味がないように思える。




ffmpegでエンコードをする際にCPUを定格で実施すると90度になる。2400rpmのファンにCPUファンを交換しても同じ。ただ、PCケースの横の蓋を外すと80度を切ることもしばしば。ケースの構造でもかなり温度に違いが出るようだ。