2018年9月1日土曜日

演劇を見て来た

生涯で初めて演劇、しかも観客100人以下のこじんまりした中堅どころの演劇。
テレビで放送されているものは見たことがあった。
で面白いとは思っていて、実際に見に行きたいと思っていた。

でも何だか敷居が高くてなかなかいけなかったのに、
思い立ってしまったので、ポータルサイトで面白そうなものを探してみていってきた。

値段は3,500円くらい、時間は2時間。
小さな舞台の2面を囲む形で至近距離に席が配置されている。
それこそ息づかいが聞こえてくるほどに近い。

で、登場人物達がさっきまでは笑い合っていたのに、
場面転換して、急に怒り出したり、泣き出したり、

演劇というのは分かっているけれど、演劇でないとすると、
「狂人が目の前で感情を爆発させている」以外の何でもない。
格闘技の観戦が好きな人は、この感情の爆発を楽しんでいるのかな?
嫌いな人は、怖くなってしまうんじゃないかと思う。

映画とかドラマでも臨場感を感じるものもあるが、
目の前に人がいる。それに勝るものはない。

俳優さんが可愛かったりするとアイドルの追っかけじみた
感覚になりそうだし、話が面白ければ、この臨場感が癖になるだろう。
(男が)全裸になったりしていたし。

芸術・娯楽の体験のレパートリーとしては、入れてもいいんじゃないだろうか?
女性だと言っている人もそこそこいるが、男性にもおすすめ。
また、その内に行ってみたと思った。



ちなみに、今回の演劇は良かった。
でも、白々しく感じて、ちょっと感情移入が出来なかった。
ヒロインがレイプされて悲嘆にくれ、そのことが最後まで尾を引いていく。
それはそれで確かにひどい話で、心に傷を負ってもしかたない。
でも、今、死んでしまう瀬戸際で、気にするほどのことなのか?
もっと気にすべきことはないのか?
前、どこかで誰かがレイプは大した犯罪じゃない、といって炎上していたが、
個人的には同意する。
尊厳を踏みにじられて、社会的にも最悪の行為と認識されている、
だからこそ、傷つく。
でも、だからといって、本当は何も残らない、心以外では。
であれば、心の持ちようの話じゃないだろうか?
心の強さを全員に求めるのは酷だけれど、今死のうとしているなら、
話は別。もうちょっとどうにかならなかったかなぁ、脚本さん。



0 件のコメント:

コメントを投稿