先日、以下のまとめを読んで色々と考えさせられた。
多田基生先生のマンガ「できない私がおかしいの?」でパートナーとの性行為NG問題を巡り激論 - Togetter
マンガ自体は正直どうでもいい。まとめられているツイートもどうでもいい。
考えさせられたのは1000を超えているコメントの内容。
色々と意見があるのだけれど、カップルの何が悪かったか、どうすべきだったか、行為そのものについての意見が集まっている。行為については置いておくとして、親しい仲で意見が食い違った時にどうするかが、人によって違うし、そもそもコミュニケーションが出来ておらず相手を非難するだけの人もいる。
例えば以下のような意見
- 話合いが出来ていない
- そうだと思う。最後の最後まで一度もやりたくないと言っていない。P.2で「やりたくないって離れたよ」と友人に言っているが意訳で実際は「やったことない」と言っているだけだと想像する。その後に突き飛ばした時にも何も言わず。
- 十分に伝えている
- 「やったことない」で拒否として十分だという人も一定数いてびっくりする。言葉に出して説明して嫌だったら話合わないといけないのでは?それが出来ないなら、生活を共にするのは無理だと思うのだけれど、、、。いや、だってそうやって忖度していったら我慢の連続でモヤモヤが積み重なって爆発するでしょう?
- 性志向の不一致のように一方が我慢するようなケースでは別れるべき
- そうなのか?そこまで性が大事なのか?と思うけれど、正否があるものではなく、強制されるものでもないから仕方ないのか、と思わなくもない。ただ、そんな何でも一致する人っているの?性以外でもどっちも悪くないというものはいくらでもある。その不一致時にいちいち別れていたら結婚なんて無理な気がする。ある程度は納得して我慢しないと。勝手に我慢するのはNGだと思うけれど。
- 強制するような振る舞いは怖いからNG
- この感覚が分からない。そもそも性って動物的である程度の腕力、強制的な部分が出てきてしまうのでは?信頼関係が出来てからの話だけれど。いや、そもそもそんな強制するような場面には出くわしたことはないけど。
- 傷つけないようもしくは怖いから言いたいことも我慢してしまうのは仕方ない
- そういう関係の段階なら我慢して別れるのも仕方ないよねと。もう一歩先に進みたかったら、我慢しちゃダメだよね。ずっと我慢し続けられる自信とそんな人生が良いと思うなら別ですが。
- 性の諸々を友人に話すのは女性特有?
- 具体的に話をするものだろうか?あんまりイメージ湧かないし聞いた記憶がない。女性ではこんなことも話す人が多いのか?
正直マンガとしてはどっちもどっち、どちらかと言えば女性の方がコミュニケーション不全で繊細過ぎると感じるけれど、男性にだって悪いところが多い。ただ、これ大学生の設定なので稚拙だとしてもしょうがない。だから、不要に傷つけあって別れているという印象。
で、理想的にはどうすべきだったかという話が繰り広げられているのだけれど、
要は相手の気持ちを想像しつつどうしたいのか事前に話合って合意しながら進めていく必要がある。その際に常識とか一般的にはとか関係なく、2人でどうしたいのか考える。
ただ、これってかなり難易度が高いように思える。
自分の要望を具体的な言葉にする。それを受け取った側が自分の気持ちを整理して、絶対に嫌か妥協点があるかなどを整理して回答する。その回答を受けて相手の事情も考えながら結
論を出していく。
これが出来れば、精神的なストレス由来のうつ病とかもならなそうだし、仕事でもうまくいくだろう。
ただ、そんな人ばかりではないので、訓練に訓練を重ねないと出来ない、訓練しても出来ない人ばかりなんじゃないだろうか?
昔の「俺の後ろについてこい」だと我慢に我慢を重ねるけれど、この種のスキル的な難易度は低くなる。
結婚しなかったり、恋人が出来ないのってこの難易度のせいもあるんじゃないだろうか?
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